回復期リハビリテーション病棟のご案内(医療関係者向け)
回復期リハビリテーション病棟
当院は、回復期リハビリテーション病棟(44床)を有しています。
回復期リハビリテーション病棟とは
厚生労働大臣が定める特定の状態の患者(表1)に対して、医師・看護職・理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士・社会福祉士などがチームを組み、定められた入院期間内でリハビリテーションを集中的に行います。回復期リハビリテーション病棟は、急性期治療の病状が安定している患者に対して、専門的・集中的なリハビリテーションを行う医療保険適用の病棟です。積極的にリハビリテーションを行い、日常生活動作(ADL)能力の向上をめざし、在宅復帰・社会復帰を図ることを目的としています。
厚生労働大臣が定める特定の状態(表1)
疾患 | 算定上限日数 |
---|---|
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部打撲、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等義肢装具訓練を要する状態 | 150日以内 |
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頚髄損傷及び頭部打撲を含む他部位外傷 | 180日以内 |
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折または二肢以上の多発骨折 | 90日以内 |
外科手術または肺炎等の治療時の安静による廃用症候群 | |
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経、筋または靱帯損傷等 | 60日以内 |
股関節または膝関節の置換術後 | 90日以内 |
回復期リハビリテーションへの転棟の流れ
- 入院中の医療機関の相談員(ソーシャルワーカー等)の方から地域医療支援室へお電話下さい。
- 患者の疾患や状態、家族状況や意向、などをお聞き致します。 お電話は当院の代表電話番号(072-825-2345)までお願い致します。また、お電話をいただく際、「回復期リハビリテーション病棟への転院の件で」とお伝えください。
- その上で下記の書類を地域医療支援室まで直通FAX(072-825-2124)または郵送にてご送付ください。
- 診療情報提供書(「地域連携診療計画管理料」算定の方は所定書式にてお願い致します)
- 看護サマリー
- 採血データ(入院時と直近のもの)
- その他必要と判断されるデータ
- ※上記以外にも、入院判定に医師が必要と判断した場合には、データや画像をお願いすることがあります。
- 頂いた情報をもとに入院判定を行い、受け入れ可能かどうかを判断させていただきます。
- 結果については、お電話で連絡させていただきます ※入院判定に必要なため、家族面談を行う場合もあります。
- 受け入れ可能な場合には、地域医療支援室のソーシャルワーカーが貴院と具体的な日程調整をさせて頂きます。
- なお、カルテ作成のため、保険情報の提供を事前にお願いします。
- ※個室(日額11,000円・税込)や二人部屋(日額3,300円・税込)のご希望がある場合は、あらかじめお申し出ください。
- なお、カルテ作成のため、保険情報の提供を事前にお願いします。
- 転院に際し、搬送が必要な場合は原則として貴院より手配をお願い致します。ケースによりご相談をお受け致します。
- 転院の際、お持ち頂くものは以下のとおりです。
- 診療情報提供書(原本)
- 検査結果、画像データ等
- 看護サマリー(原本)
- リハビリテーションサマリー(原本)
- 退院証明書
- 健康保険証、各種公費負担医療受給者証
- 印鑑(認印で構いません)
- 処方されている薬
- 着替え、洗面用具、寝巻き、靴 等
- 転院当日の予定は以下のとおりです。
- 当院への到着は10:30までにお願い致します。到着された際、1階受付までお越しください。病棟看護師がご案内させていただきます。 当院入院当日の11:00(もしくは11:45)から15分程お時間を頂き、医師からの説明や確認、患者・家族の意向を伝えて頂く等、今後の治療についての打ち合わせをさせて頂きます。
回復期リハビリテーション病棟の実績に関するデータ(2024年4月~2024年6月)
- ●退棟した患者数 :51名
- ●回復期リハビリテーション病棟を要する状態の区分別内訳
- ・脳血管疾患等(高次脳機能障害) :21名
- ・脳血管障害等 : 4名
- ・大腿骨、骨盤、脊椎等の骨折又は手術後 :20名
- ・外科手術等の治療時による廃用症候群 : 0名
- ・大腿骨等の神経、筋又は靭帯損傷後 : 0名
- ・股関節又は膝関節の置換術後 : 6名
回復期リハビリテーション病棟の実績に関するデータ(2024年7月~2024年9月)
- ●退棟した患者数 :54名
- ●回復期リハビリテーション病棟を要する状態の区分別内訳
- ・脳血管疾患等(高次脳機能障害) :19名
- ・脳血管障害等 : 4名
- ・大腿骨、骨盤、脊椎等の骨折又は手術後 :19名
- ・外科手術等の治療時による廃用症候群 : 1名
- ・大腿骨等の神経、筋又は靭帯損傷後 : 0名
- ・股関節又は膝関節の置換術後 :11名
- ●令和6年9月の実績指数 :50.21
回復期リハビリテーション病棟関連情報